バダサイの哲学「芸術は全員やるべき」

ヒップホップ
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この記事は法律違反や薬物を推奨するためのものではありません。

舐達麻のバダサイがかっこいい。歌っているときもかっこいいのですが、ライブの「語り」の部分も良かったです。

音声があるので聞いてみましょう。

俺はいつもリリックを書くときに大麻を吸うんだけど、

それは俺がラッパーだからドラッグを摂取して、

曲を作ってパーティーをするとかそういう話ではなくて、

俺は純粋に大麻という植物が好きだし、

歌詞を書くという行為が好きだからそれを一緒にやる。

で、それを続けていて思ったことは、

自分の精神状態がどんな状況にあろうが、

それを何かにうつしだす行為が芸術なんだと思う。

俺は歌詞を書くという行為だけど。

それをさらに続けて俺が思ったのは、

この行為は、まあ芸術をするという行為は全人類がした方がいいと思う。

それは俺は何回も言うけど歌詞を書くこと。

だけど小説を書くとか絵を描くとか映画を作るとか、

まあ、もうすげー変な話地面に絵を描くとか、

もう何でも誰でもゼロ円で誰でも簡単にできるし。

なぜそれをみんなやった方がいいと思うのかというと、

生きてると、あのー、

楽しいこととか幸せなことばっかりだったらそれでいいけど、

ムカついたり、誰か妬んだり僻んだり、

自分が悪いかもしんないし、相手が悪いかもしんないし。

まあそういうのは関係ないけど、

本当に殺してやりてえとかそういう気持ちになることもあると思う。

そういう気持ちをもし自分の中だけで消化することができたら、

それに越したことはないと思う。

人と関わっていく中で、

そういうネガティブな気持ちを持ったまま接してもいいことなんてないし。

だけどそれを続けて自分がいくことによって、

周りの人間関係がどうとかじゃなくて、

まあ絵でも何でもいいんだけど、

それがどんどんどんどん自分が真剣に向き合うことによって、成長すると思う。

その成長していくものを見ていて、絶対自分の自信になるし、

自分のその間違ったものを何か消化する段階で、

正しいことと間違ってることを投影する段階で・・・。

・・・なんだっけ?「(デルタナインキッド)評価されていけば。」

・・・人にも評価されるし、評価されないかもしんないし、

自分の嫌な部分を消化するために作ったこいつが、

誰か他の人に評価された時、それはすげー最高な気分。

満足はしてねーけど。

https://www.youtube.com/watch?v=SM5MP-7sAXc 舐達麻 / FLOATIN’ (Live Version) @新宿BLAZE 2019.12.19 より
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「大麻という植物が好き」

俺は純粋に大麻という植物が好きだし、・・・

大麻が好き、じゃなく大麻という「植物が好き」だそうです。

「植物が」とわざわざ言うということは、

花穂(かすい)は薬になるし、

葉は天ぷらにして食べれるし、

茎は丈夫な繊維がとれるし、

種からとれる油は健康に良いし、

麻の葉模様は美しいしという、

植物として全く無駄がないところが好きということでしょうか。

バダサイは朝起きたら気つけにサティバ(もしくはハイブリッド)を吸い、

リリックを書くときも大麻を吸います。

寝る前はインディカを吸うようです。

最近は芸術家やスポーツ選手は集中力が高まるということで使う人が増えてきましたね。

国内では違法なので解禁されるまで待ちましょう。

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精神状態をうつしだすそれが芸術

自分の精神状態がどんな状況にあろうが、

それを何かにうつしだす行為が芸術なんだと思う。

ひとくちに精神状態といってもいろいろあります。

たのしい、

うれしい、

おいしい、

気持ちがいいなどのポジティブな感情のときばかりではありません。

かなしい、

せつない、

いたい、

くるしいなどのネガティブな感情のときもあります。

バダサイは負の精神状態のことを

「間違ったもの」

「自分の嫌な部分」

と呼び、それをリリックに「うつしだす」のだそうです。

負の感情を消化し芸術行為として吐きだすーーー。

難しそうですが、それはわたしたちもできるのでしょうか。

ネガティブな精神状態で人と接してもいいことなんてない。

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小さな芸術を育てる

まあ、もうすげー変な話地面に絵を描くとか、

バダサイは例えとして「地面に絵を描く」を挙げました。

「ゼロ円でできる小さな芸術からあなたもはじめてみましょう」

ということです。

いきなり最初から映画、小説、音楽を作るとなると大変ですが、

はじめは「地面に絵を描く」でいい。

その小さな芸術は「自分と真剣に向き合う」ことで成長する。

成長した芸術をみれば自信になる。

と、バダサイは言っています。

真剣に向き合える小さな芸術を見つけよう!

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まとめ

舐達麻といえば犯罪者あがりである部分が強調されてしまいがちで、テレビなどでは取り扱えないためなかなかバダサイらの言葉は一般には届きませんが、現代に生きるすべての人が考えなければならない大切ことを言っています。

今、世界中でSNSが流行っており、日常のストレス、イライラを有名人への悪口、誹謗中傷によって発散している人をよく見かけます。しかし、みんながやるべきことはそうではありません。

まとめると、

ネガティブな精神状態で人と接するな。

負の感情は小さな芸術へ変換しろ。

育てた芸術が人から評価されれば気持ちがいい(お金にもなる)。

プラスの精神状態で人生を楽しみましょう。

いじょうです。

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