サウスパーク神回10選

風刺
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サウスパークは1997年にスタートした二頭身のかわいいキャラクターとタブーが一切ない過激な風刺が人気のアメリカのアニメです。

あまりにも過激なためこの23年間、作者らは各方面から抗議、訴訟、殺害予告をされていますが、そこは自由の国アメリカ。作者らは健在です。

今年の(2020年)9月30日、サウスパークの新シーズン(シーズン24)が始まりました。この23年間、シーズン23までで300話以上あり、今から見始めようと思っても1話20分の動画を最初から全部見るのは大変ですよね。

それにサウスパークのエピソードには低俗な笑い(排泄物系、有名人罵倒、殺戮人間ミンチ系、生殖器や肛門に異物挿入など)が先行しすぎるあまり全体で見たらストーリーが薄くオチも唐突で腑に落ちない駄エピソードがたくさんあります。そこで今回は比較的ストーリーがしっかりしていてオチも良いエピソードを10紹介します。

なお公式サイトで全話無料で視聴可能です!太っ腹ですね。

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1. シーズン4の8話 Chef Goes Nanners(シェフがくるっちゃった!)

シンボルの旗のデザインが「絞首刑に処された黒人」の図という時代遅れで差別的なコロラドの田舎町サウスパーク。旗のデザインを変えるのか伝統を守るのかの二択で論争が巻き起こります。

黒人差別と表現の自由の問題を扱ったエピソードで、非常に考えさせられます。

作中では白人至上主義団体KKKや、「クロボボ野郎」といった汚い表現も登場しますが、エロ表現はなく安全です。

ストーリー面では大人サイドの話と子供サイドの話が最後に無理なく収束し、オチも良いという素敵なエピソードです。

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2. シーズン5の7話 Scott Tenorman Must Die(スコット・テナーマン〇ね!)

主人公のひとりであるエリック・カートマンがいじめっ子の上級生のスコット・テナーマンにいじめられた仕返しをする話です。

陰毛を買わされるなどいじめにいじめ抜かれた後の復讐劇。しかしその復讐内容があまりにも常軌を逸しているため全くカタルシスはありません

全視聴者がカートマンに、というか作者にドン引きしたサウスパーク史上最も人気がある伝説のエピソードです。

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3. シーズン5の13話 Kenny Dies(ケニー死ぬ)

スタン、カイル、カートマンが病気で入院したケニーのために悩んだり、奔走したりする話。

いわゆるサザエさん時空(一話ごとに時間がリセットされる)のため、毎回死んでは次の回で何事もなかったかのように復活していたケニーですが、今回は本当に死んでしまいます

「なんでケニーが死んじゃうの?」と落ち込むスタンに対するシェフの慰めが優しかったのですが、「神様は子供の涙を糧にしているんだよ」というキリスト教的な答えが私にはわかりにくかったです。

時事ニュースの万能細胞を扱っています。

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4. シーズン8の8話 Douche and Turd(浣腸と糞)

実在する過激動物愛護団体PETA(ピータ)への「彼らは人間のことはどうでもいい」「本当に動物を愛しているんだね」という痛烈な皮肉が込められたエピソードです。

また「選挙はだれに投票しても同じ」ことへの風刺もうまく融合されており最後の「お前の一票は無駄なんかじゃない」という訓話っぽい雰囲気からの急転直下「今無駄になった」のオチが非常に気持ち良く、大好きなエピソードです。

シテ・・・コロシテ・・・」の元ネタと思われるキメラ(PETA会員とダチョウの子供)も登場します。

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5. シーズン9の10話 Follow That Egg(あの卵を追いかけろ!)

同性愛の結婚や育児の問題について扱った話。

育児の授業で恋人のウェンディと友達のカイルがペアで子育てをするのを見て不機嫌なスタンは自分の育児を放棄します。

一方元恋人のスレイブ君とビッグゲイ・アルが同性婚することを知ったギャリソンは嫉妬に狂い、法律の成立を阻止しようと暴れます。

同性愛にはっきり嫌悪を示す人々、許容する人々を大げさに描くことで「同性婚が認められた社会」を可視化した非常に画期的なエピソードです。

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6. シーズン10の12話 Go God Go(ゴー・ゴッド・ゴー)

次話のGo God GoⅫとは前編後編になっている、長編SFです。

任天堂Wiiの発売までの2週間が待ちきれないカートマンが自分を冷凍してうっかり500年後の未来へタイムスリップします。

500年後の未来では神の存在が科学によって完全否定されたため宗教戦争は根絶していましたが、無神論者同士でいがみ合い、結局人類は戦争をしているのでした。

途中に実在の科学者リチャード・ドーキンスと性転換したギャリソンの、顔面に生グソを投げつけるところから始まる老人男性同士の激しい恋愛は必見です。

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7. シーズン11の3話 LiceCapades(シラミ劇場)

災害もののSF映画のパロディ。

シラミの世界を擬人化しており、人間にとってはただの頭シラミ駆除を壮大なスケールで描いています。

シラミが薬剤で朽ちる様子が妙にリアルで気持ちが悪いですが、ボロボロになったシラミが最後に救われる展開に安堵します。

オチにストーリーに全く関係ないアンジェリーナ・ジョリーの「使われぬ股間問題(当時ブラッド・ピッドと略奪婚するも子作りをせず養子をとった)」に対する侮辱があり、人によっては不快です(私は大笑いしました)。

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8. シーズン13の9話 Butters’ Bottom Bitch(バターズ・ボトム・ビッチ)

校内で売春している少女サリーに5ドルでキスしたバターズがビジネスを思いつき、女衒(ポン引き)になっちゃう話。

売春のおとり捜査と称して女装したイェーツ警部が複数の男性と行為に及ぶシーンがノンストップで続き、笑えますがちょっとおぞましいです。

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9. シーズン14の4話 You Have 0 Friends(友達:0人)

フェイスブック全盛期のSNS事情を扱った話。

SNSのわずらわしさ、理不尽さが描かれている。

最後スタンのアカウントが肥大化して自立し襲い掛かってくるというSF的な展開になります。

友だちを数値化していいのか。友だちが少ない人は価値がないのかという現代のSNS社会の問題に対して「友だちを商品のように扱うんじゃねえ」というスタンの吠えで明確に答えています。

主人公がかっこいいエピソードです。

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10. シーズン13の2話 The Coon(ザ・クーン)、シーズン14の11話 Coon 2: Hindsight(クーン2:後知恵)

スーパーヒーローものの作品全般のパロディ。

全部で4話の長編である。

コスチュームを着た子供たちがサウスパークを救う。

「ミステリオンは誰だ?」という謎がシーズン14後半まで持ち越され、当時の視聴者はやきもきさせられた思い出がある。

となりのトトロのパロディで有名。

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