「これがジャージー流だから」
隣に引っ越してきたニュージャージー州出身の家族とホームパ-ティーをするマーシュ家。
しかしジャージー人は想像を絶するDQN集団であり、パーティーで暴れだしてしまう。
その後大挙して押し寄せるジャージー人たちに対抗するため武器を持って立ち上がるサウスパーク市民たち!
はたしてサウスパーク市民はジャージー人たちから町を守ることができるのか?というお話。
主な登場人物
ジャージー人
ニュージャージー州出身の人たち。
派手なアクセサリーや化粧、筋トレ、日焼け、暴力、SEXを好む。
声が大きく言動が粗野で、悪口を言われたり指図されると怒りだす。
特に家族のことを言われると怒り狂うという特徴がある。
ニュージャージー州で生まれた人間は引っ越して他の州で育ったとしても、その後ジャージー人の血が覚醒してジャージー面(Jersey side)に堕ちるということが判明している。
シーラ・ブロフロフスキー
カイルの母。
普段はおおむね教育ママ、常識人ポジションだったシーラ。
実はニュージャージー出身のあばずれであることを告白した。
コロラド州サウスパークに住むことで自分の中のジャージー面を抑えることに成功していたが、ジャージー人と喧嘩したことがきっかけで再びジャージー面に堕ちてしまった。
カイル・ブロフロフスキー
母シーラがジャージー人であることを知り、ジャージー面に堕ちた。
発作を我慢しきれず体が勝手に動き、きらびやかなアクセサリーを付けてしまう。
「あいつ大丈夫か?」という表情で見つめるスタンとケニー。
スヌーキー
TV番組「ジャージー・ショー」の出演者ニコール・スヌーキー・ポリッツィさん。
骨格や外見が人間と異なる。
また散弾銃で無傷であったり、成人男性をレイプするなど耐久力や筋力が高い。
人語を理解せず、「スヌーキー パコ パコ したい(Snooki want smoosh smoosh!)」のみ言葉を発する。
実在する人物なのに完全に人外扱いなのが本当に失礼で笑った。
なお、実物のスヌーキーさんは本エピソードを大変気に入っており、「スヌーキー パコ パコ したい」とツイートしています。
器が大きい!
カリフォルニア州知事
東の地から押し寄せてくるジャージー人の脅威に余裕の表情を見せるカリフォルニア州知事(アーノルド・シュワルツェネガー)。
コロラドが侵略されてもカリフォルニアまでにはまだユタ州、ネバダ州が間にあるため、サウスパークからの救援要請を断ってしまう。
なぜか実在のシュワ氏とは異なり、バーブラディを連想させる知恵遅れ的なダラダラした声を当てられている。
ランディ・マーシュ
スタンの父。
肥大するニュージャージーの脅威に立ち上がったサウスパーク市民。
ロシア、日本、アルカイダなど世界の軍隊に向けて救援要請を行った。
町を守るためにジャージー人を捕まえたりリンチしたりしている。
また最終決戦では丸腰のジャージーの群れに銃剣による容赦ない攻撃を加えた。
オサマ・ビンラディン
洞窟内のアルカイダの施設でランディからのビデオレター(救援要請)を見つめるビンラディン。
録画する前に貼ってあったラベルが汚く剥がされているのがジワジワ来る。
果たしてビンラディンはアルカイダを派遣してくれるのか?
現実世界のビンラディンはこのエピソード放送の7か月後の2011年3月1日に潜伏先のパキスタンでUS Navy SEALs(アメリカ海軍特殊部隊)によって殺害されます。
トリビア
レミゼラブルのパロディ
死ね!ニュージャージー!
ランディが旗を振るこのシーンはレミゼラブルのパロディです。
エンペラー・アキシノ
ランディが電話で日本に救援要請をするシーン。
電話の相手の名前を「エンペラー・アキシノ」(アキシノは当時の第二皇子であって天皇ではない)と呼んでいます。
2010年は平成時代であり、天皇陛下の名前は「アキヒト」です。
ではなぜ「エンペラー・アキヒト」ではないのでしょうか。
昔チンポコモン回でおもちゃ会社社長「ヒロヒト」を登場させてしまい日本の検閲にひっかかりそのエピソードが日本で放送禁止になったことがありました。
おそらく日本に配慮して天皇陛下の名前を出さなかったのでしょう。
まとめ
このアメリカ上空を飛ぶ大量の旅客機とか、全編これやっちゃっていいのか?と思うようなシーンだらけで、最初から最後まで飽きませんでした。
最後尺が足りなくなったのか、怒涛の駆け足展開は全てが不謹慎であり、ひどいアニメだ、これがギャグとして成立するアメリカは自由だなと思いました。
個人的にはトップ10に入るぐらい好きなエピソードです。
おわり。
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