サウスパークネタバレ感想 Ginger Cow s17e06

風刺
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

星4・・・(低俗極まりないが)笑える

「ジンジャー・カウ」

カートマンがカイルの外見をバカにするために牛にいたずら描きをしました。

赤く塗られたの牛の画像は世界中に拡散されましたが、赤い牛の出現はあらゆる宗教にとって「この世の終わり」を意味するため、イスラエルを中心に世界中が大混乱に陥ってゆく・・・というお話です。

スポンサーリンク

預言の赤い牛・・・?

学校の牧場に突如出現したジンジャーの特徴(赤毛、そばかす)を持った牛。カートマンはこれを偶然見つけたと主張しますがカイルは「お前がやったんだろ」と怒ります。

アメリカでは「赤毛、色白、そばかす」の子をジンジャー(Ginger)といってからかうみたいですね。知りませんでした。

スポンサーリンク

ジャパニーズ・ハラキリ

私は良識があるのでこのシーンにモザイクを入れます。

世界各国のニュースキャスターがこの「預言の赤い牛出現」というショッキングなニュースに絶望し次々にピストル自殺してゆく中、NHKのアナウンサーは「発射された電波は月の表面で反射し・・・」と関係ない原稿を読みながらいきなり大腸がはみ出るほど深々と腹を一文字に割き、介錯されました。介錯人もすぐ拳銃で自決しました。

作者らは人が死ぬシーンで爆笑できるそうなので、ここの部分を作り終えた時大いに笑ったことでしょう。私もNHKの人の首がゴロンと落ちるこのシーンがグロくて思わず笑いました。

スポンサーリンク

こってこてのユダヤ人来訪

Oh, come on, you can’t possibly be here for that.

ねえ、待ってよ、そんなことでここに来れないでしょ。

ジンジャーカウを見るためにわざわざイスラエルから来たユダヤ人たち。見た目にこれでもかというほどユダヤ要素が入っており、どう見てもユダヤ人です。そして英語から英語に通訳させられるカイルは馬鹿馬鹿しさにキレています。

ちなみにシーズン2の18話で、復活したアイスマンが英語を話しているのにも関わらずスタンに英語に通訳させるという同じようなギャグがありました。

スポンサーリンク

無残、赤い牛が生贄に

[cow moos] [thud]

(牛 モ~)(ゴツン)

預言によると「赤い牛がイスラエルで犠牲になれば平和が訪れる」ということで、ジンジャー・カウはイスラエルに空輸され、そのままヘリコプターから落とされ殺されました。

中東に平和が訪れたのです。

スポンサーリンク

カートマン謝罪。しかし・・・

Dude, go to hell!

お前、地獄へ落ちろ!

きちんとした身なりでジンジャー・カウは自分のいたずらであり、嘘をついたことを認め謝罪するカートマン。しかしカイルは「中東が平和になったからこのままでいいよ」と嘘のままにしようとします。

しかしカートマンは嘘だったと公表すると言って聞きません。中東が平和になってほしくないのです。それを見抜いたカイルは、真実を公表するのはよせと怒ります。カートマンはカイルに母親に「あなたはデブスカンクで乳は死体安置所にある」と言えば公表しないと言います。カイルは一瞬考えて、中東の平和のために自分が犠牲になることを選びました。

スポンサーリンク

シーラ呆然

You’re a fat skank, mom. And your tits belong in a morgue.

あなたはデブスカンクだママ。そしておっぱいは死体安置所にあるよね。

母シーラに暴言を吐くカイル。シーラは”What, what, what?!”っていうかなと思いましたが、息子のあまりの暴言に一言も発しませんでした。

サイコパス油樽ことカートマンは白々しく息を飲み「大丈夫ですかブロフロフスキーさん?彼はいつもあんなことを?」とシーラを気遣います。クズだ・・・。

それにしても、「乳がモルグにある」って表現で悪口になるんですね?雰囲気でバカにしているのはわかりますが、元ネタがよくわかりませんでした。

スポンサーリンク

カイル、屁を食べる

カートマンの荷物を持ち、宿題をやり、屁を食べさせてくれと懇願し、公衆の面前で屁を食べさせられるカイル。これも中東の平和のためです。カートマンに逆らったら真実が公(おおやけ)になり、中東は戦火に包まれてしまいます。頑張れカイル!

スポンサーリンク

ヴァン・ヘイレン登場

そのころイスラエルではユダヤ、キリスト、イスラムの三つの宗教が融合し、三つのシンボルが融合するとヴァン・ヘイレンのロゴになり(意味不明)、ロックコンサートが始まります。

ちなみに作中でヴァン・ヘイレンの曲を2曲使っていますが、あっさり版権がおりてよかったと作者はコメントしています。

スポンサーリンク

神のお告げにより剃髪するカイル

夢の中で「髪を剃れ。お前の犠牲が世界を救う」というヤハウェの声を聞き、実行するカイル。いじめられすぎておかしくなってしまったのでしょうか。

坊主にして白い服を着ると誰かわかりません。

スポンサーリンク

真顔で屁を食べて喜ぶカイル

Well, now he just sounds like a self-righteous asshole.

うーん、今のあいつは独善ケツノアナって感じ。

スタンをはじめクラスメイトからも不気味がられるカイルは、無表情で今日もカートマンの屁を食べています。自分に酔っているようにも見えるため、クレイグに「独善ケツノアナ(セルフライチェス・アスホール)」と言われてしまいます。

スポンサーリンク

スタン痛恨のミスで中東再び荒れる

(Prophecy)was too impossible to ever come to be.

(預言は)不可能すぎて絶対起きるはずなかったのだ。

スタンはカイルを元に戻すため真実を暴露するつもりでしたが、カイルは殉教者を気取っていたことを詫び、真実を言わないようにお願いしたため、スタンはカイルに調子を合わせることにしました。

「赤い牛は光り輝き空から舞い降りるのを見ました。」とスタンはそれっぽく創作してしまいました。

しかし本当の預言は赤い牛が空から降りてくるのではなく、『短小ペニスの太ったガキがある日牛をジンジャー風に赤く塗る』というものだったのです(またまた意味不明・・・)。

落胆したユダヤ、キリスト、イスラムの人々は武器を取りにそれぞれ帰っていきました。

こうして中東は再び荒れ、カイルが屁を食べ続けたことに意味は全くなかったのでした。おしまい。なんだこれは。

スポンサーリンク

小ネタ

三大宗教統一の象徴としてロックバンドのヴァン・ヘイレンが唐突に出てきますが、本エピソード製作のちょっと前にボーカルのデヴィッド・リー・ロスがサウスパークのオフィスに立ち寄ったというたったそれだけの理由でした。

スポンサーリンク

まとめ

「三つのいがみ合う宗教はなんとか仲良くできないのか?」という大きいテーマを扱っていて教育的な面をほんの少し感じます。

無抵抗のカイルに延々屁を嗅がせるカートマンの描写が印象的でした。ここまで一方的にいじめたことはなかった気がします。最後の「デザートだ」と言って追い屁にクリーム混ぜて顔に塗りこむのも、そこまでするか?と。

「カートマン外道、カイル気の毒」の決定版の回だと思います。

あと今回モロなエロ描写がないので安心して人におすすめできるエピソードでうれしいですね!

おわり

スポンサーリンク
風刺
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ヤマッシをフォローする
スポンサーリンク
ヤマッシナブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました