サウスパーQ・ワクチン・スペシャル South ParQ Vaccination Special

風刺
この記事は約11分で読めます。

2021年3月10日、サウスパークの新作が公開されました。

こうやって20年以上も楽しめるアニメってなかなかないのでうれしいです。

前回が「パンデミック」で今回が「ヴァクシネーション」ということで、両方コロナ禍スペシャル。

2回連続でコロナの話題を取り上げていますが、これは全人類最大の関心事ですから仕方がないですね。

免責事項の文をディズニープラスからパクる

The program includes negative depictions and/or mistreatment of people or cultures. These stereotypes were wrong then and will still be wrong in the future. Rather than remove this content, we want to acknowledge its harmful impact, learn from it and spark conversation to create a more inclusive future together. Like the Muppets, this show should not be watched by anyone.

この番組は、人々や文化に対するネガティブな描写や虐待が含まれています。 これらのステレオタイプは当時も間違っていましたが、未来でも間違っています。 このコンテンツを削除するよりも、その有害な影響を認識しそこから学び闊達な議論でもって、より包括的な未来を共に創造したいと考えています。 マペットのように、このショーは誰でも見るべきではません。

この最初にでてくる文がいつもと違いますね。

よく見たら「マペット」と書いてあります。

マペットとはセサミストリートみたいに手を入れて動かす人形です。

サウスパークにマペットって出てこないですよね。

そういえばハット君というキャラが昔いましたね。でもどこかへ行きました。代わりにスレイブ君になりました。

これはどういうことかというと今(2021年3月)ディズニープラスで配信されている「ザ・マペットショー(1976-1981、イギリス)」の免責事項の文章丸パクリしたものでした。

下のが「ザ・マペットショー」のやつです。

ザ・マペットショーにはステレオタイプなアジア人やインディアンがでてきます。

ザ・マペットショーがつくられた当時(1976年)はまだ全然寛容な時代でした。

でも再放送するにあたってディズニープラス側がこの免責事項を追加しました。

当時の表現しかも他人の作品を”negative depictions”「ネガティブな描写」だからと注意喚起するディズニープラスに対してサウス制作者らは思うところがあり、パクったのではないでしょうか。

あらすじ

コロナワクチン接種が始まったが、老人しかまだ受けられないサウスパーク。薬局の入り口にはナイトクラブばりの屈強なガードが立つ。

一方コロナ禍で友情がなくなるから何か楽しいことをしようということで担任の女教師(ネルソン先生)にいたずらをするカートマンとケニー。

ワクチンを受けられないのを我慢して授業をしていたネルソン先生はキレて担任を辞めてしまい、代わりにサウスパークに帰ってきた元担任ギャリソンが戻ってくる。

ギャリソンを嫌ってクラス全員が自宅待機するが、Qアノン信者(陰謀論支持者)たちが家庭教師となって自宅待機中の子供たちを洗脳する。

ネルソン先生を担任に戻すために必要なワクチンをスタンたち4バカは薬局から略奪する。

洗脳された子供たちが愛国組織リトルQティーズとなりスタンたちの行く手を阻む。

Qアノン信者のホワイト氏とギャリソンの前に世界を支配する目には見えない「上位の存在」があらわれる。

「上位の存在」は超能力でホワイト氏を巨大なチンチンにしてしまう。

ギャリソンが「上位の存在」と何か「取引」をした結果、サウスパークに大量のワクチンがイスラエルよりもたらされる。

住人全員ワクチン接種完了しめでたしめでたしとなったと思いきや肝心のネルソン先生はなぜか間に合わず肺炎で死亡。ヴァクシネーション・スペシャル完!

なんていうか、ひどい話ですね!

お年寄りの言動が悪すぎ

79, bitch-esssss!

79歳だ、クソ野郎ども!

今回登場するお年寄りはほぼ全員口が悪く、態度も悪いです。バイクや車を乗り回し、すぐ中指を出してきます。

お年寄りだけ先にワクチンを接種できたので、周囲の大人と子供たちに対して優越感を丸出しにして煽っているというわけですが、なんとも民度が低い・・・。

スタンの祖父マーヴィンもなぜか孫であるスタンを煽ってきます。

最低のいたずら

カートマンとケニーはミートソースを先生の椅子にしかけ、ネルソン先生はまんまとそれにひっかかってしまいます。

先生、生理ですか?」そう言ってカメラを構えるカートマン。爆笑するケニー。

卑劣極まりない最底辺のいたずらを仕掛けて笑うなんて、こいつらはとんでもないクズです。

ネルソン先生はワクチンを受けられない不安の中我慢して授業をしていたのですが、耐え切れず怒って泣きながら教室を出て行ってしまいました。

サービス君登場

ギャリソン先生が久しぶりに授業をしています。懐かしいですね。

新しい相棒のサービス君は「上はビジネス、下はパーティ」の状態です。

いわゆるクマのプーさんスタイルですが、人間がやると最低ですね。

サウスパークはディズニーが大好きなので、これも仕方がないことなのです。

Qアノン登場

Qアノン信者のホワイトさんの地下室に集まるメンバーたち。

左の子供と女はホワイトさんの家族です。迷惑そうですね。

Qアノンのシャーマン、陰謀論者ジェイク・アンジェリ氏みたいなやつがいますね。というか、実在のQアノンのメンバーに似ている人はこの牛の角の人以外いないです。

Qアノンの人たちはハリウッド・エリーツ(ハリウッドの有名人や民主党員)が子供の血を飲んで若さを保っているとか、トランプ大統領はそれに立ち向かう救世主だと信じています。

サウスパーク世界では大統領はギャリソンだったのでギャリソンがQアノンにとっての救世主です。

Qアノンメンバー死す

I guess 2021 is gonna be just like 2020.

2021年は2020年みたいになりそうだな。

QアノンメンバーのひとりがQアノンの家庭教師チュータノンとして自宅学習しているクレイグを洗脳しています。

そこへ自分の授業に子供たちが来ないのは家庭教師のせいだと思ったギャリソンが突入し、サービス君がチュータノンの首を絞めて殺しました。

目の前で殺人があったのにも関わらず冷静につぶやくクレイグが面白いですね。

そしてこの殺人のあと死体がどうなったかまったくこの後語られません。

ギャリソンも捕まってないし、事件化していないようです。この町の治安は大丈夫か?(今更)

リトルQティーズ

スタンたちの慈善団体コミュニティー・キッズ(Kommunity Kids)に対抗してリトルQティーズ(Lil’Q’ties)が行く手を阻みます。スタンたちの持つワクチンを捨てさせるためです。

メンバーは左からドッグプー、クライド、金髪ショートの女(新キャラ)、スコマル、ネイト、バターズ、レッド、アダムボーク、です。金髪ショートの子以外全員スタンのクラスの4年生ですね。

クレイグは運よくギャリソンがきてチュータノンを殺したので洗脳されませんでしたが、クラスのアホそうなのは全員洗脳されたようです。

頭がよさそうな生徒(ウェンディ、トークン、ニコールなど)はこの中にいません。

レッドがずっと構えているのがアホかわいいですね。

You don’t even know what those vaccines are doing to people!

お前らワクチンが人間にどう作用するか知らないだろう!

リトルQティーズたちはどうやらエリートが人々を操るために何かを注射しようとしているというQアノンの主張を信じているようです。

ちなみに組織名は去年クソほど叩かれたフランス映画「キューティーズ(Cuties)」から取っています。

未成年少女が性的な踊りでお金を稼ぐみたいな話だそうですが、実際の役者に未成年少女を使ったのが良くなかったようです。

ホワイト氏、チンチンになる

ホワイト氏は上空を見ながら「ハリウッド・エリーツ!」と叫びますが、その姿は見えません。

姿は見えませんが明らかに強大な力を持った「上位の存在」が示唆されています。

そしてその超能力によってホワイト氏は「巨大なチンチン」に姿を変えられてしまいました。

なぜかチンコの表面に花が咲き乱れています。気持ち悪い。

ギャリソンによってそりで運ばれています。

サウスパーク史上かつてここまで露骨でリアルなペニスの絵が登場したことは無いです。

多分ここが本作一番のハイライトだと思います。

イスラエルのワクチンが届く

ギャリソンとハリウッド・エリーツの取引によって魔法でイスラエル航空があらわれます。

くわえたばこでワクチンを放り投げる男。だ。

そしてサウスパーク市民はこれに群がり、さっそく自分らで注射しています。なんでどいつもこいつも注射やりなれてるんだ??

これがなぜイスラエル航空なのかというと、現実世界のイスラエルが他国に先駆けて2020年12月に100万人の市民に対してコロナの予防接種を済ませたことに由来します。

2-2-3ローテーション

2-2-3ローテーションのくだりは最初何が面白いんだろうと思いましたが、これはアメリカで離婚カップルが離婚プロセス中に弁護士から提案される実際の共有養育計画に基づいているそうです。

最初からずっとカートマン、カイル、スタンが離婚夫婦で、ケニーがその子供という設定だったんですね。

iPadとアイスクリームを持たされて別室で待たされるケニー。まるで子供だ!

ハット君再登場

サービス君がみるみる小さくなってなんとハット君になってしまいました。なぜ??

それにしてもハット君が再登場するとは思いませんでしたね。まさか冒頭の免責事項が伏線になっていたとは・・・

ホワイト氏のアジト

ホワイト氏と言えばシーズン23で息子のジェイソンを亡くしたりメキシコ人を養子にしたりして結構出番が多かったですが、今回Qアノン信者の設定がつけられてまたもや活躍しましたね。最終的にチンコになってしまったのでもう出てこなそうですが。

地下室にはいろんな武器や工具があり、いたるところに研究資料が貼られています。

「幼児性愛の輪(PEDO-RING)」って書いてありますね。下にはCOMET(ピザ屋)の看板の写真もあります。これはピザゲート陰謀論といってQアノンが信じている陰謀のひとつです。エリートが食べ物の言葉をつかって隠語で会話しているのではないかというもので、チーズピザ(Cheese Pizza)とはチャイルド・ポルノ(Child Porn)のことであるとしてピザレストランCOMETが児童虐待疑惑で右翼に銃弾を撃ち込まれるという嘘みたいな話が現実にあります。

ギャリソン(=選ばれし存在)に”Blow shit out dick hole”(尿道からクソしろ)と罵られたホワイト氏でしたが、何かの啓示だと勘違いしいろいろ考えました。

頭文字はBSDHである。

DHは妻が言うにはデヴィット・ハリス(オハイオ出身の作家、Qアノン信者)のことである。

ハリスが言うにはエリートたちはラテン語を使って隠語で会話する。

OUT YOUR DICK HOLEの頭文字OYDHはラテン語でAnno Yanis Domini Hommeであり、

それはDo what he does(彼=ギャリソンのやっていることをしろ)の意味である。

ギャリソンは学校の先生である。

先生になれということなら、空前の先生不足に乗じて家庭教師をやるぞ!チュータノンだ、という展開になりました。

めちゃくちゃ強引ですね。

ハリウッド・エリーツ

ジョージ・クルーニー、オプラ・ウィンフリー、トム・ハンクス、エレン・デジェネレス、ヒラリー・クリントンに混じってちゃっかり作者ら(マット・ストーンとトレイ・パーカー)もいます(1998年の映画「ベースケットボール」のプロモーション写真)。

作者らは自分らも「上位の存在」すなわちハリウッド・エリーツだとしているんですね。

ラビット・ランペイジのオマージュ

アニメのキャラクターを作者が弄って、そのキャラクターが怒るというシーンは1955年ワーナーブラザーズのアニメ作品「ラビット・ランペイジ」でみられます。下の絵は画材で耳を消されて怒るバグスバニー。

ジュンイチ・タキヤマ、生存

ネルソン先生の葬式に参列している寿司職人ジュンイチ・タキヤマを発見!

シーズン15の6「シティ・スシ」の回で日本人らしく自殺したはずですが生きていました。

多分ですが今回生きている過去キャラは全員一瞬出ました。

それはちょっと最終回っぽくて寂しい気もします。

最後こえーよ

一緒に仕事ができて良かったですよ。この子供殺しのペド野郎ども。

最後のこれは意味深ですね。

ギャリソンは誰としゃべってるのでしょう。

なんで「上位の存在」はギャリソンに手を貸したのか?

トレマトはペドなのか?

いろいろ考えてしまいます。

続きが気になる!

続きはあるのか??

まとめ

メフィストはなんで並んでる?どう見ても55歳以上だろ!

どうでもいいか。

楽しかったです。

いじょうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました