星4・・・(低俗極まりないが)笑える
「パンデミック・スペシャル」
コロナ禍で生活が一変した世界を描くシーズン24一発目の特別版です。1時間という長編(通常は20分)です。
チンダイパー(アゴオムツ)
Chin diapers don’t help.
チンダイパーは意味ないぞ!
スティーブンが通行人に注意するシーン。
chin(あご)+diaper(おむつ)でチンダイパー。この単語はこの「パンデミック・スペシャル」発の造語です。秀逸な新語の誕生。この時点で笑いました。
オンライン授業
Oh, no, Eric, I think your computer is freezing up again.
あら、エリック、パソコンがまたかたまってるわね。
自分の写真をカメラの前に置いて映像がフリーズしたことにして、オンライン授業をサボろうとするカートマン。よく見るとカイルはカートマンの「ズル」を察知してにらみつけています。
6フィート棒
「ソーシャルディスタンシングだ!」と角材に6’(6フィート=180cm)の旗を付けた棒を振り回すカートマン。実に彼らしい傍若無人な振る舞いです。
ちなみに日本のソーシャルディスタンスはアメリカより長い2mです。
パンデミックの原因を突き止めました。ハハッ、ハハッ
「原因は武漢のコウモリです」
「どうして人に感染したのかはわかりません」
ニュース速報を見たランディは思い出します。中国滞在時にミッキー・マウス(本作ではマスコットのみならずディズニー社のオーナー兼CEO)と一緒にコウモリをファックしたことを・・・。
コロナウイルスをアメリカに持ち込んだのはミッキーとランディだったのです(ひどいストーリーだ・・・)。
I’ve only fucked one!
俺は一匹とだけだ!
コウモリとファックした数をめぐってミッキー・マウスと口論になるランディ。低俗なシーンです。
シーズン1の6話「死神」で登場した死神が再登場!
原因は武漢のコウモリではありませんでした!
(私は良識があるのでこのシーンにモザイクをします)
「武漢のコウモリではありませんでした。学名はフォリドタ(Pholidota:鱗甲目(りんこうもく))・・・パンゴリン(Pangolin:センザンコウ)です」
コウモリではないという報道に小躍りするランディでしたが、コウモリとファックした後パンゴリンともファックしていたので結局コロナウイルスの原因は自分なのでした。
トークン白人警官に撃たれる
小学校の先生の代わりになんだかんだ理由をつけてなぜか警官が授業をしに来ます。
そして唐突に白人警官に撃たれるトークン。ここ完全BLMの時事問題をストーリーに挿入したいだけのシーンです。ひどい!トークンかわいそう!
お前はもう死んでいる
保身に走ったミッキー・マウスはランディに血まみれの心臓を送付し「お前を殺してお前のDNAをワクチンにする」と脅迫します。
このシーンはサウスパークのゲームの「フラクチャー・バット・ホール」のゲームオーバー時の画面(右)とそっくりです。
ランディ閃いてしまう
自分のDNAがワクチンになること知ったランディは、自分の精子をかけた大麻をコロナで苦しむジンボに無理やり吸わせました。
このおかげでジンボはコロナが治り退院できたものの、ランディのDNAの影響で口ひげが生えてしまいました。
トゥイーク×クレイグのカップルネタ
日本の腐女子のファンから人気の組み合わせであるトゥイークとクレイグが仲良く脱走しています。
ケニー、死ぬ
脱走した小学生を撃ち殺す警官たち。ケニーも殺されます。物語終盤で無意味な死を迎えるのは定番だったので、あの頃のサウスパークが帰ってきたという気がしました。
パンゴリン焼死
パンゴリンとファックしてコロナをばらまいた後に精子大麻をばらまいた騒ぎの張本人であるランディは研究所から盗んだパンゴリンを持って自首しました。
しかしその直後即座にどこからともなく火炎放射器を持ってあらわれたギャリソンによって研究者ごとパンゴリンは焼死してしまいました。
研究の鍵であるパンゴリンが死んだのでコロナは収束しないことになりました。何このストーリー・・・。
小ネタ集
数秒のシーンでも意味がある。
それを探すのがサウスパーク視聴の醍醐味です。
保護者Zoom会議のシーン。
ケニーの親は貧乏なので家にパソコンがありません。学校から借りたiPadで参加しています。そのため名前が初期番号の「Ipad494732」になっています。
スタンが持ってるランチボックスのデザインが「スーパーベストフレンズ」です。
スーパーベストフレンズはメンバーのムハンマドをモロに人型で登場させたせいで、偶像崇拝禁止のイスラム教から抗議を受けてCENSORED(モザイク)がかけられ、シーズン5の3話「スーパーベストフレンズ」は現在閲覧禁止になっているほど物議をかもしたのですが、今回作者らは性懲りもなく登場させています。
保護者のZoom会議のシーンのこのモイラ・マッカーサーという人物は、隔離されているレッドとビデオ通話しているのでレッドの親ということになります。
このことからレッドはシーズン1の1話からいるのに今まで苗字が明かされていませんでしたが、レッド・マッカーサーという名前だと判明しました!これ地味にうれしいんですけど!
まとめ
ひどい話でしたね!ミッキーがコウモリを見て「彼女、エッチだ!羽の生えたねずみだ!」といって犯すシーンが頭から離れません。
隠し要素がてんこ盛りでたのしかったですが、多分まだまだ全部は見つけられていないです。
隠し要素をもし見つけられた方がいらっしゃいましたら、コメントお持ちしております。
以上です。
コメント
ギャリソンの後任で今まで「先生」としか呼ばれてなかった彼女の名字がネルソンだと表記されたのもはじめてではなかったですか?(ん?ネルソン?ランディの元同僚と関係あり?)
個人的にはマッケイがzoom会議で保護者をミュートしまくるのが好きです。
あとスタンがホワイトハウスに電話してコロナをなんとかしてとギャリソンに言ったら「コロナはメキシコ人を殺してるからこのままにしとく」と言った事がラストの火炎放射器につながってますよね(この後で「選挙行ってねー」と言ってますがそれは暗に作者が「トランプに入れるな」と言ってる気がします)。
コメントありがとうございます。
考察が深い!!