【初体験!!】大麻吸ってみた

薬物
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日本の法律では大麻を持っていたら逮捕されるらしい。

私はこれを知ったときちょっと面白いなと思った。

持っているだけで罪って面白い。

泥棒したら罪とか、人を傷つけたら罪というのは理解できる。

物を持ってるだけで罪というのは、ちょっとよくわからない。

あ、そうか大麻は爆弾とか猛毒とかと同じで、

持ってるだけで危ないものなのか!

・・・と思ったら世界一民主主義な国オランダでは合法で、

一般人が普通に買えて、燃やして煙を吸えて、食べれるそう。

えっ、じゃあ爆弾、猛毒とは全然違うじゃん。

オランダ人は日本人より体が強いから色々OKなのだろうか。

いやそんなことはないだろう。

オランダ人も日本人も基本的に同じ人間で、

ご飯(パン)を食べて代謝(うんち)するし、毒を食ったら死ぬだろう。

じゃあなんでオランダでは大麻OKで、日本はだめなのか?

実は日本でも所持は罪だけど、使用するのは罪に問われないのだそうだ。

なんじゃそりゃ!わけわからん!

大麻関係の日本の現状って、いびつだと思う。

かといって私は法律を犯したいからみんなも一緒に犯そうよ!

と言ってそそのかしたいわけではありません。

ただ危険なものを正しく怖がりたいと思っているだけです。

ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、

正当にこわがることはなかなかむつかしい。

寺田寅彦

これから10年前のカナダで、

かつて大麻を吸った話をしますが、

警察の皆さん、このブログをもし見つけたとしても、

私を捕まえないでください・・・。

もっと悪い人のところに行ってください。

私は日本では何も(いいことも悪いことも)やってないから!

日本国内の大麻の所持は違法です。当ブログは違法行為を勧めるものではありません。

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なぜいま大麻解禁なのか

画像
https://twitter.com/_Haruhi_N/status/1351036205681537029/photo/1

なんか最近やたら外国で大麻の非犯罪化のニュースを見る気がする。

この図の青が大麻合法国ということだが、

これは多いのか少ないのか。

オランダではもともとOKでカナダ、アメリカなどが続々解禁してきたけど、

パッと見まだまだ赤いな。

日本でもツイッターを見ると大麻解禁論を堂々と議論している人たちがいる。

世間ではまだまだタブーである。

大麻解禁論者の人たちは、日本の大麻の扱い方は時代遅れであると言っている。

逆に日本の麻薬犯罪はほぼ封じ込められているので、一周まわって日本が最先端なのでは?と言う人もいた。

じゃあなぜ今、大麻解禁なのか。

雑に言うとそうすることでお金儲けできる人が今いっぱいいるからだという印象である。

だってCBDとかを売っている人とかモロにそうじゃん。

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めっちゃ興味あった学生時代

今でこそ大麻解禁でも禁止でもどっちでもいいわ、

酒もたばこも、身を持ち崩すほどハマったらダメなんだし、

大麻もそうでしょうと言えるが、学生時代は違った。

私は大学生の頃はジャズ研にいて楽器の演奏に明け暮れていた。

それで偉大なジャズミュージシャンたちの伝記を読むかぎり、

マジでびっくりするぐらいだれもかれもが麻薬が原因で健康を損なって死んでいたのを知った。

ビル・エバンスとかチャーリー・パーカーとか。

マイルス・デイビスはヘロインを買うために、

命の次に大切な自分の楽器を質に入れたんだって。

長い手袋をしてステージに上がっていたビリー・ホリデイは、あれは注射痕を隠すためだったらしい。

そして体中の血管という血管に打ちすぎて、あと残すは膣の両サイドに打つしかなかったそうだ。

膣の両サイドの血管ってどこだよ・・・恐ろしいわ。

アート・ブレーキ―の名言に、

マリファナをやっても演奏はよくならない。だが耳は良くなる。」というものがあり、

好奇心が爆発寸前のイキッた私は「偉人たちのようにマリファナをやってみたい!」と思った。

でもやらなかった。

勇気がなかった!

コネもなかった。

もしやってる先輩がいて、勧められてたらやっていただろう。

でもそんな先輩はいなかった。

その代わり先輩方にはめちゃくちゃなお酒の飲み方と、

めちゃくちゃなタバコの吸い方を教わりました。

それだけで十分刺激的で楽しかったのです。

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よこしまな心を持ちながら化学の道へ・・・

また一方で当時田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞し、

「田中フィーバー」とかいって世間を騒がせていた時期でもあり、

すぐ影響されるアホな私は「私もノーベル化学賞をとるぞ!」

とか言って化学者の道を目指していた。

もちろん自分で違法薬物を合成してこっそり使い、

精神にブーストをかけたいという気持ちもありやなしやだった。

よこしまな心も持ちつつ、一生懸命化学の勉強をした。

その後有機合成系の研究室に配属された私は、

順調に薬物を合成するための知識や技術を増やしていった。

環境的には実験器具、試薬などがそろっていたため、

覚醒剤ぐらいならすぐつくれるな」と確信していた。

でもしなかった!

勇気がなかった!

法律を犯してまでそれをするなんてとんでもない!

イキッた一般人の私は普通に卒業して普通に就職したのだった。

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ついに大麻を吸った!

当時のルームメイトたちと

そしてそれからいろいろあって数年後、

ついに念願の大麻を吸う時が訪れた。

もちろん日本ではない。

カナダでルームシェアで色々な国の人達と暮らしているときのこと。

当時カナダでは大麻は合法だったのか、まだ違法だったのか・・・。

街ではいたるところで大麻の臭いがしていた。

香水のような化粧品のような甘いにおい

吸ってもいい日があったような気がする。

なんかそんなよくわからない状態だった。

でもまあみんな吸っていたようだ。

ルームメイトに愛想の悪い髭モジャ頭皮ズルムケハゲのヨルダン人のおっさんがいた。

そいつは昼でもずっと部屋にいて、

甘ったるいような、青臭いようなにおいを放っていた。

ある日「そのたばこいい匂いだね。何の仕事しているの」と話しかけてみた。

「音楽関係だよ」とジョーダニアン・ハゲ。

「これタバコじゃないよ、ウィードだよ。マリファナみたいなもん。

(It’s not cigarette, it’s weed. It’s like marijuana.)」

といって机の上のビニール袋をチラッと見せてくれた。

中にはみどりがかった茶色の草(今思えばそれは花穂部分)が少し入っていた。

そして「吸ってみる?」と言われたので私は

YES!」と片言のジャパニーズイングリッシュで答えた。

このとき内心やった!と、

とてもドキドキしたのを覚えている。

ジャップ(私)が大麻童貞を捨てるらしいということで、

ルームメイトたちも集まってきた。

これがマリファナなんだ・・・

なんか片方が細くて、もう片方が太い。

赤いひもで縛ってある。

そのヨルダン人は太い方に火を付けて、

火が付いている方を口に入れた

(なんだとおお!!!!!!!!!)

こわっ!

ヤケドしそう!ってかする!

こんな吸い方できんわ・・・。

諦めよう。

ただのイキッたガキの挑戦心はみるみるしぼんでいき、

そいつの部屋から出ていこうとした。

どこにいくんだ?

そいつはゆっくりと自分の両手の中に真っ白い煙を吐き出した。

エクトプラズムかよ!

とても白くて濃い煙だった。

そいつの手の中で煙が逃げないでいるのが凄く不思議だった。

タバコではこんな濃い煙はないなあとぼんやり思っていた。

ヨルダン人のハゲは優しく、

その煙を吸ってみろと私の方に差し出してきた。

私は至れり尽くせりな筆おろしに少し恥ずかしがりつつも、

ありがたく吸いこんだ。その煙を全部。

一部始終を見守るルームメイトたち。

何の儀式だよこれ。おかしいだろ!

でも吸わせてくれてありがとうヨルダン人。

警察の方!

私は人生で一度も大麻所持してませんよ???

この吸い方見てください!

私は手を使ってませんよ!

手を使ってないから所持じゃない!

はい捕まえられない!

私は捕まえられません!

そしてこれは10年前のカナダでの出来事です!

捕まえてみいやポリ!

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大麻、大したことない・・・

判定の結果「微妙」でしたの写真
https://www.pakutaso.com/20181155311post-18436.html

味は・・・???

味はないなあ・・・。

よくわからなかった。

当時ネクスト・ゴールドという7ドルの安く辛いタバコを吸っていたので、

濃い煙に対してはガツンとくる喉越しを期待していた。

だがほとんど空気が喉を通過したような感覚だった。

もう終わり?吸えてない?拍子抜け?

そんな言葉が頭に思い浮かんだ。

私はぶはーっと煙を吐き出した。

感想を聞かれたがその時なんて答えただろうか。

I feel nothing.

だなんて、せっかく吸わせてくれたのだ。

そんなことは言えなかった。

だから笑顔で親指を立てておいた。

片言の外人の身分は便利だ。

ヨルダン人は笑顔だった。

みんな笑顔だった。

あー、なんだあ、どうってことないじゃん

ただの生活音が音楽に聞こえたり、

目を閉じればサイケデリックな映像が繰り広げられる・・・

ということは全くない。

そうなって欲しかった。

今だから言えるがもっと肺の中で煙をホールドした方が良かったのだろう。

タバコみたいにふかしちゃったのが良くなかったかも。

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大麻の効果を体感

丸くなって眠るにゃんこの写真
https://www.pakutaso.com/20191254358post-24865.html

つまんないと思いながらベッドに座ると、

私はものの数分でスコーンと気絶するように寝てしまっていた

寝てる時の感覚は蚕の繭の中という感じだろうか。

やけに暖かく柔らかかった。

起きた時ルームメイトがかけてくれた布一枚だけで、

裸で床に寝転がっていたのに驚いた。

板の床の上に裸で寝てるのに柔らかく感じるのは異常

これが大麻の効果なのだろうか。

私が大麻を吸った経験はこれだけ。

なんか吸ったという感覚がなかった、

というのが率直な感想だ。

タバコの煙は吸うと煙が喉を通過する感覚があり、

吸った瞬間即ホッとする。

タバコを吸っている満足感がすぐにくる。

即効性を感じる。

あれがニコチンの効果なんだろう。

大麻にはそういうのはない。

私が確実に言えるのは、

大麻はたったひと吸いでとんでもない快眠が得られるということだ。

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大麻の禁断症状は?

キセルを口に近づける不気味な女性の写真
https://www.pakutaso.com/20210212050post-33462.html

またカナダに大麻を吸いに行きたい!

でもこんど吸ったときはちゃんと幻覚も見たい!

関係ないけどイエローナイフでオーロラも見たい!

最近またそんな気持ちになりつつある。

こんなことを言う私は、しきりに吸いたがっているが大丈夫か?と言われそうだ。

まあ大丈夫でしょう!

麻薬が怖いのはなんといっても禁断症状だ。

禁断による精神的、肉体的苦痛から逃れるためにどんなことでもしてしまう人間になるのは怖い。

そういう状態を依存と言う。

アヘン漬けで終戦後は獄中で一日中叫んでいた満州国の皇后。

ヘロイン中毒で全身注射痕だらけのジャズシンガー。

8時間ソファを磨いていたシャブ中のラッパー。

そういうものに私はなりたくない。

しかし、タバコで上記のような禁断症状が出ている人は見かけない。

大麻の依存性はタバコ以下と言われている。

じゃあ大麻で禁断症状はないのではないか。

これこそが正しく怖がるということではないのか。

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日本で解禁なるか

閉門と国会議事堂の写真
https://www.pakutaso.com/20160626180post-8258.html

あれからずっと、定期的に大麻について考えている。

今大麻を吸ってみたいという人は合法な国に行って体験すればいい。

日本で隠れて吸ったりするのはお勧めできない。

大麻の危険性は、効き目に個人差があるところが酒に似ている。

酒と組み合わせたら危ないかも。

アルコールは薬全般の効きを強めたり弱めたりする。

仮に日本で今すぐ大麻解禁になったとしたら、

最初期の混乱は避けられないだろう。

混乱というのは、各人が大麻をどの程度吸ったらどうなっちゃうとか、

お酒と組み合わせたらどうなるかを把握したり、

吸い方や吸う場所の常識が固まっていくまでに起きるあらゆるいざこざのことだ。

端的に言うと、喧嘩とかレイプとかがそこらじゅうで起こりそう。

あと大麻酔い運転とか。

知らんけど。

そしてたとえ合法であっても大麻を吸っている人は世間から差別を受けるだろう。

叩こうと思えば無限に叩ける。

結局日本人の意識が今のまま大麻だけ解禁しても良い未来は来ないだろう。

だから解禁しなくて良いという考えは理解できる。

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建設的な大麻解禁論とは

建設現場(フォトモンタージュ)の写真
https://www.pakutaso.com/20160241060post-7106.html

大麻が一般化するには日本の常識が入れ替わらないといけない。

常識が入れ替わるというのは、

すなわち世代が替わるということだ。

世代が替わるというのは老人たちが死ぬことだ。

今のジジババ層が死滅するということだ。

20年ぐらい待てば自然に訪れる。

だから大麻解禁論者は定期的に今の法律を少しずつ変えていこうとすればいいのだろう。

現に今しているし、それでいいと思った。

今の法律は大麻をたった0.012g所持していても逮捕される。

こんな髪の毛10本程度の重さの大麻、危険でも何でもない。

でも逮捕される。

毒や武器を持っているのと同じように。

これは法律が強すぎると思う。

感覚的におかしいと思う人が増えれば変わるだろう。

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まとめ

先日エスカレーターの手すりに触ろうとした子供に

無くなるよ!」と言うお母さんを見た。

これは普通の躾の光景だ。

しかし「大麻を吸ったら人生終わりだよ

そんな子供をしつけるような方法でいつまでも大人を縛るのは、

さすがに無理があるのではないだろうか。

いじょうです。

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参考にした本

<麻薬>のすべて/船山信次

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