「フェイス・ヒルごっこ」
インターネット・ミームを取り扱った話です。
日本語吹き替え版
共和党の討論会に忍び込み、壇上で服の胸部分をつかんで写真を撮るFaith Hilling「フェイス・ヒルごっこ」をするスタンたち。
イケてる最新系の若者という自負心から調子に乗る四馬鹿であったが、後日の新聞の一面で「フェイスヒルごっこは時代遅れ」という記事に写真付きで晒されてしまう。
フェイス・ヒルごっこをやめるか続けるかで揺れる四馬鹿。
これからどうなってしまうのか・・・?というお話。
Internet memes インターネット・ミーム。インターネット上で流行り、みんなが真似して遺伝子のように伝搬される物事。
「バルス!」など日本のミームについて詳しく知りたい方はこちら↓
トリビア
作中に出てきたトリビアの紹介。
Taylor Swifting テイラー・スウィフトごっこ
イヌがおしりふき歩きをする動画がインターネット・ミーム化し、テイラー・スイフトも線路の上でそれっぽいことやってるのをみんなで真似してミームになりました。
最後流れる曲について
最後カートマンが「フェイス・ヒルごっこ」しながら歌うのはフェイス・ヒルの「サンデーナイト・フットボール」の替え歌です。
しゃべるネコ、オー・ロング・ジョンソン
実写で登場するしゃべるネコ。
作中で使われた映像はyoutubeで見れます。
カイル×カートマン
本作は犬猿の仲であるカイルとカートマンが仲良くしている数少ないエピソードです。
時代遅れのフェイルヒルを捨ててテイラースイフトに乗り換えたスタンとケニーを罵るカイル。なだめるカートマン。
カイルとカートマンが割と仲良くしている回↓。
You’re Getting Old
Richard Dawkins リチャード・ドーキンス
高名な生物学者で「ミーム」という言葉の生みの親でもあるリチャード・ドーキンスの名前が一瞬映ります。
なお、リチャード・ドーキンスはミセス・ギャリソン先生と恋に落ちる無神論者として過去話に登場しています。
二話続くSF大作風エピソードとなった「Go God Go」はこちら↓。
リチャード・ドーキンスの詳しい説明はこちら
好きなシーン
危険な場所でポーズをとるティーボウごっこをする若者たち。
電車だ!といってから18秒間(長い)もわあわあ言いながら逃げずに結局轢かれるという謎のシーンです。結構好き。
ネコがパンを被って自撮りをネットにあげ始めたんだ・・・これをCat breading(ネコ・パンごっこ)と呼ぶ。
ネコが人間並みの知能を持っていると解釈しシリアスになる大人たち。
「ザ・サウスパークの大人」という感じがします。
まとめ
四馬鹿(スタン、カイル、ケニー、カートマン)が仲良くバカをやっているという原点回帰的エピソードでした。
アメリカのミームを知らない状態で見たらわけわからないはずですが、なぜか日本で人気(再生数的に)の回です。
大げさに騒ぐ大人(ミームが人を殺すとわめく先生、ネコが人間並みの知能を持っているという学者、ミームは絶対やらせないと奔走する警備)と、24みたいなシリアスなSEのわりに起きている事件がくだらなすぎて好きですね。
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